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お見合いマナー

お見合いでのマナーや暗黙の了解となっているものを説明します。

実際は、マナーは誰かが勝手に作り出しものなので、必ずしも守る必要はありませんが、常識的な行動として世間に浸透しています。
そして、お見合いでは、性格や印象などだけではなく、常識的な行動を取れる人間かどうかもチェックされます。
そのため、以降の説明は、お見合いにおける常識だと思って読むと良いです。

お見合いは、きちんとすることはきちんとし、ただし堅苦しくならないように和やかな雰囲気を作るように心掛けましょう。
また、お見合いでは、男性は女性をリードするように心掛けましょう。

服装

お見合いでの服装は以下のページをお読みください。

香水

強い匂いの香水は避けましょう。

場所

利用する結婚相談所によって、お見合いの場所の傾向は変わってきます。
結婚相談所が推奨するお店を選ぶようにしましょう。

待ち合わせ時間を守る

待ち合わせ時間の10分前には到着するようにしましょう。
ただし、男性の場合は、さらに早い方が良いケースがあります。
男性の方は、以下の「場所を取る」の項目もお読みください。

もしも遅刻する場合は、遅刻するとわかった時点ですぐに、利用している結婚相談所のルールに従った報告をしましょう。

場所を取る

予約ができないお店でお見合いをする場合は、お店や時間帯によっては人が多くて待ち合わせ時間に入れないことがあります。
そのため、混みそうなお店の場合は、男性の方は10分前よりもさらに早めに行って、席を確保しておくとスムーズです。

お見合いは男性がリードすることが多いため、「男性の方」と書いていますが、席を確保するのは必ずしも男性である必要はありません。

最初にあいさつをする

相手と出会ったら、最初にさわやかな雰囲気で自分の名前を名乗り、あいさつをします。
あいさつの一例は以下です。

「初めまして、○○です。今日はよろしくお願いします。」

最初のあいさつは、男性の方からしましょう。
もしも男性の方があいさつをする雰囲気がなければ、女性の方からしても問題ないと思います。

お見合い時間

お見合いの時間は、結婚相談所の説明で言われると思いますが、約1時間の所が多いです。
その場合は、約1時間経ったら、会話が盛り上がっていたとしても切り上げましょう。

時間がわかるように腕時計を身に付けていた方が楽です。
ただし、時間を気にし過ぎて相手との会話中に時計をチラチラ見過ぎないようにしましょう。
相手から時計を見ていると気づかれやすいため、時計を何度も見ていた場合に、会話に集中していないと思われてしまいます。

また、腕時計の場合は、腕時計の種類が相手からの評価対象になる可能性もあるため、そのことも考慮した上で身に付ける腕時計を選びましょう。

普段スマホで時間を確認し、腕時計をつけたくない人もお見合い中は、時間確認のためにスマホを見るのは可能な限り少なくしてください。
スマホをズボンなどのポケットに入れいてる場合は、アラームで1時間前の5分前などにバイブレーションを設定しておくとスマホを見ずに時間がわかるため便利です。

座る場所

男性は、女性を奥の席(上座)に座らせましょう。

上座がわからない席の場合は、良さげな席の方に女性を座らせましょう。
それもわからない席の場合は、その時の状況で適当に座りましょう。

事前に相手のプロフィールを覚える

事前に相手のプロフィールを見て、ある程度は覚えておきましょう。

相手の名前はもちろん、趣味などの会話に繋がりそうなネタを覚えておくと話を広げやすくなります。

話す内容

話す内容は非常に重要です。

相性もあるため、同じことを話していても、ある人では盛り上がったのに、別の人では全然盛り上がらないこともあります。
そのため、話す内容に正解はないです。
しかし、ある程度このような話をしておけば良いというものはあります。

また、特に男性の人に注意ですが、地雷となる発言が多いため、基本的に会社の面接だと思って対応するくらいで良いです。
ただし、そう思うと今度は機械的な会話になって印象が悪くなるため、そこまでかしこまる必要もありません。
客観的に見て、相手の失礼になりそうと少しでも思ったものは避けましょう。

会話のネタやNG集は以下のページにまとめています。

自分の話ばかりしない、自分の話もする

お見合いはお互いを知るための場です。
そのため、自分の話ばかりしないようにしましょう。
また、逆に自分の話もしましょう。

世間では、「話す」と「聞く」の割合は「3:7(他にも、 2:8 や 4:6 もあります)」と言われたりします。
しかし、実際は相手次第、状況次第です。

結局は、相手に自分を信頼させ、次にまた会いたいと思わせられるかです。
それがわからず、むやみやたらに自分の話ばかりをしたり、逆に全く話さない人がいます。
また、基本的に人間は話した方が気分が良くなる傾向があるため、妥当な所で「話す3割、聞く7割」と言われます。

しかし、先程も述べたように、結局は、相手に自分を信頼させ、次にまた会いたいと思わせられるかのため、基準は「話す5割、聞く5割」の半々だと思っておいて、あとはその時の状況次第で柔軟に、話す割合と聞く割合を調整すれば良いです。

タメ口を使わない

タメ口は使わないようにしましょう。

非言語情報

話している時は、ぶっきらぼうにならずに、表情良く、良い声のトーンで話しましょう。
コミュニケーションにおいては、非言語情報が重要とも言われているため、言葉以外の表情や声の抑揚などにも気を配りましょう。

リアクション

相手の発言に対するリアクションも先程の非言語情報の話と同じように、相手にちゃんと聞いていますよと伝わるように、適度に頷いたり、返事をしたりしましょう。

普段リアクションが薄い人は、自分の心の中ではテンションが高くても相手にはテンションが低く見えてしまいます。
そのような人は、少し大げさになるくらいの気持ちでリアクションを取るようにしましょう。

小さ過ぎる声、大き過ぎる声を出さない

先程、非言語情報やリアクションが重要と書きましたが、うるさいレベルの大き過ぎる声にならないように注意しましょう。

酔っ払った状態やよっぽどテンションが上がったときくらいしか、そうそう大きな声にならないと思いますので、多くの人はお見合い中に気にする必要はありませんが、普段から声の大きさで注意される人は気をつけましょう。

一方、声が小さ過ぎるのも会話がしづらいと相手に思われたり、弱々しいと思われたりして印象が悪くなるため、適切な声量で話しましょう。

目を見て話す

世間一般でよく言われているように、相手の目を適度に見て話しましょう。

姿勢

極端な猫背になったりせずに、姿勢良く座りましょう。

店員に横柄な態度をしない

店員・スタッフへは、常識人としての接し方をしていれば問題ないです。
横柄、偉そうな態度はしてはいけません。

もしも普段から店員・スタッフへ悪い態度をしている方は、お見合いのときだけ取り繕っても、今後ボロが出るので、取り繕ってまでお見合いを成功させたい場合は、お見合いのときだけではなく、この機に普段からの接し方を良くするように変えましょう。

注文は相手の分もする

注文は相手と一緒に決めて、一緒に注文するようにしてください。

メニューも自分だけが見えるようにするのではなく、お互いが読めるようにするか、相手の方の向きに合わせてメニューを広げるようにしましょう。

注文するもの

一般的なお見合いの場合は、注文するものは基本的に飲み物だけで良いです。

結婚相談所のアドバイザー(カウンセラー)によっては、男性は女性にケーキなども欲しいか聞いてみましょうと言う方がいますが、男性のおごりのため女性の方も遠慮します。
女性によっては、「ケーキをごちそうしてくれる男性、素敵!」と思う方もいらっしゃるかもしれないので、聞く分には損はないでしょうが、お見合いにおいては聞くか聞かないかはどちらでも良いと思います。
少しでも婚活を有利に進めたいと思っている男性は聞いても良いと思います。

ちなみに、お見合いではなく、仮交際のデートなどで休憩がてらカフェに行く場合は、お腹がいっぱいの状況でなければ、ケーキなど注文した方が自然な流れで良いことが多いです。

貧乏ゆすりやスマホをいじるなど見た目がよくない行動をしない

癖で貧乏ゆすりをしたり、スマホをいじってしまったりする人がいるかもしれませんが、お見合い中は相手からの印象が悪くなるような行動をしないようにしましょう。

目立つ行動はだいたい意識できますが、緊張したりすると無意識に指で何かをいじったりする人もいます。
無意識にやりがちなことにも気をつけましょう。

テーブルマナー

飲み物を飲むだけなら、テーブルマナーはあまりありませんが、最低限のテーブルマナーはできるようにしましょう。

音を立てて食事をしない

飲み物を飲むときは、できるだけ音を立てずに飲むようにしましょう。
すごい熱い飲み物の場合は、最初にズズっと音が出るのは仕方ないかもしれませんが、終始ズーズー飲むのはやめましょう。

世間では「クチャラー」と呼ばれていますが、料理を口を開けてクチャクチャ音を立てて食べる行為は、品がない、不快と思われる傾向があります。
日本の場合は、ラーメンやそばなどは音を立てるのが一般的なため、そういうものは音を立てても問題ありませんが(日本人でも人によっては不快と思う人もいますが、逆に、ラーメン・そばで音を立てないのを不快と思う人もいるため、何に合わせたいか次第)、音を立てるのが品がないと世間で常識となっている料理については、音を立てずに食事するようにしましょう。

マスク

コロナ禍になってからは飲食店でマスクをすることが多くなりました。
そこで問題なのが、飲食をしているとき以外にマスクを取るか問題です。

そのお店が飲食中以外でのマスク着用が義務でしたら、お店のルール通りにマスクを着用してください。
そうでない場合は、マスクをしたい人以外は、お見合い相手にマスクを取っても良いか一言尋ねて、OKされたらマスクを取って話した方が印象は良いと思います。
世間でマスク着用が一般的な間は、相手に確認をせずにマスクを取って会話をすると嫌がる人もいるため、一言確認するようにしましょう。
確認すれば、配慮してくれる人だなとも思われます。

禁止事項をしない

結婚相談所によっては、お見合い時の禁止事項があります。
例えば、多くの結婚相談所が、お見合い時での連絡先交換が禁止です。
結婚相談所から言われている禁止事項をお見合い時にしないようにしましょう。

お茶代

お茶代(食事代)は、男性が女性の分も出しましょう。
結婚相談所によっては、男性のおごりがルール化されており、結婚相談所での最初の説明でそのように言われます。

「女性は、財布を出して支払う姿勢を見せること」と教える結婚相談所もあるかもしれません。
男性のおごりをルールとしている結婚相談所の場合は、男性側もわかっているため、おごりのお礼を言うのは必要ですが、財布を出す振りをする必要があるかと言われると微妙な所です。
必要ない気がしますが、無難に行きたい場合は、財布を出す振りをすること自体は問題ないため、財布を出しても良いでしょう。
男性のおごりをルールとしている結婚相談所で、女性が財布を出さなかったことでお断りする男性は性格が怪しいので、それは断られた方が結果的に良いと思います(求める男性像のポイントが性格以外の部分なら別ですが)。

一方、結婚相談所によっては、おごるかどうかは、おまかせする所もあります。
その場合は、男性は必ずしもおごる必要はありませんが、仮交際への通過率を上げたい場合は、男性はおごりましょう。
ただし、そのような結婚相談所の場合は、割り勘派の女性の場合は、男性がおごろうとしても割り勘にしようとするため、引き下がりそうにない雰囲気の場合は、強引におごるより割り勘にしてしまった方が良いかと思います。
女性によっては、「お金を出す振りをしただけ」と言う人もいるため、あくまで引き下がりそうになく、本当に割り勘にしたいと考えているだろう女性に対してのみです。

おごられたらお礼を言う

女性の方は、男性にお茶代をおごられた場合は、お金を払ってもらったときに「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。
男性によっては、この一言がなかったらお断りする人もいます。

解散時のお礼のあいさつ

解散時に、しっかりお礼のあいさつをしましょう。

その際に気をつけることは、帰宅の方向に振り向きながら、お礼を言ったりお辞儀をしたりする人がいるため、しっかり立ち止まって、お礼の言葉とお辞儀をしましょう。
いい加減なお礼の仕方は、人としてどうかと相手に思われます。

解散する場所・タイミング

お見合いが終わった後の解散する場所・タイミングは状況によって異なります。
そのため、状況に応じて臨機応変に対応しましょう。

例えば、同じ場所で1日に何度もお見合いを入れている人もいます。
そのような人は最寄り駅まで行く必要がありません(だからといって、間違っても相手に「この後もお見合いですか?」と聞いてはいけません)。

会計を済ませ、お店を出た後に、相手がトイレに行くなどと言って、その場を離れようとした場合は、そこで解散にするのが自然です。
婚活ではなく、一般的な飲み会の場合は、飲み会参加者で一緒に最寄り駅まで行くことがありますが、あのような感じではないです。
飲み会の場合は、相手がトイレに行っている間に帰ると逆に失礼だったりしますが、お見合いは、解散したい目的でトイレに行くと言う人がいます。
お見合いには、そのような暗黙の了解があるので、気をつけましょう。

状況によっては、最寄り駅まで一緒に行くこともありますが、あくまで状況次第です。
結婚相談所のアドバイザーによっては、男性は女性を駅まで送ってくださいと言っているアドバイザーもいれば、逆に駅まで送らないでくださいと言っているアドバイザーもいます。
つまり、その時の状況次第なので、その時の状況で臨機応変にどこで解散するかは決めてください。

お見合い後の返事

お見合い後の仮交際に進むかどうかの返事は、結婚相談所が設定している期限までにしましょう。

一般的には、返事はできるだけ早い方が良く、遅くなればなるほど相手への印象が悪くなると言われているため、可能ならば早めに返事をするようにしましょう。